地球温暖化の影響か、毎年夏の気温が上がっていますね。
しかし、エアコンのおかげで、どんなに暑くても快適に生活できますね。
でも、なぜ? エアコンは冷たい風を出すのでしょう。
その仕組みを簡単に説明します。
(詳しく説明すると、潜熱、凝縮器、圧縮熱、、、難しすぎます、、)
なので、わかりやすくご説明します。
液体が気化するときには熱を奪います。これが「気化熱」というものです。
皮膚を濡らして風をあてると冷やされるのもそのためです。
または注射を打つときに、皮膚をアルコールで拭くと冷たくなるのも、同じ現象です。
エアコンの中には、フロンガスなどの冷媒と言う液体が循環しています。
これらの冷媒ガスは、1気圧(普段私たちが生活しているは1気圧の世界です)
の状態では気体となりますが、圧力をかけて圧縮してやると液体となります。
エアコンの室内機は、この液体のガスの圧力を下げて、気化させています。
気化する時、エアコンを通る室内の空気の熱を奪い、温度を下げることができます。
この熱を奪った気化したガスを室外機で、圧縮すると、再び冷媒は液体になります。
圧縮して液体になると、今度は熱を出します。
この液体になったガスの熱を奪って放出しているのが、エアコンの室外機です。
室外機では屋外の空気で液化したガスの熱を冷まします。
そしていくらか熱を取った液体のガスが室内機に送られ、再び気化されます。
このように、冷媒のガスが室内機で気化して熱を奪い、
室外機で液化され熱を放出するということを繰り返すことで、
屋内の熱を奪って外に送り出し、冷房を行っているのです。
要するに、冷媒と言う液体の性質、特徴をうまく利用して冷やしているのです。
(もっと詳しく知りたい方は、ダイキン工業のホームページなどをご覧ください)
ちなみに、冷暖房可能なエアコンは、室内機と室外機の役割を逆転させることで、
冷房と暖房の切り替えを行っています。
そして、最後に写真のダンディな男性ですが、
誰だか皆さんご存知ですか?
エアコン(エア・コンディショナー)の生みの親です。
ウィリス・キャリヤ
1902年7月17日、ニューヨーク州バッファローで働いていたころ、
ある会社 に納入した装置に品質問題が発生し、
その対策としてキャリアが書いて送った設計図が後に
世界初のエア・コンディショナーと呼ばれることになったそうです。
夏にエアコンがないと我慢できない私には、神的存在ですね。
しかも、今から100年以上前の発明だとはすごいことですね。
これから、エアコンを使うときは、ウィリス・キャリヤさんを思い出してください。
便利屋はなまる 山内でした。