2026/07/30
照明・電球の交換を業者に頼む場面と費用目安|高所・器具交換・LED化の判断基準まとめ
「玄関の電球が切れているけど、脚立を使わないと届かない」「リビングの吹き抜けの照明が暗くなってきたが、高すぎて手が出せない」——電球の交換は家事の中でも、高所作業になった途端にハードルが一気に上がります。
脚立を使った高所作業は、転落リスクが伴います。国内の家庭内事故で「脚立からの落下」は毎年一定数発生しており、2m程度の高さでも重篤な怪我につながることがあります。「自分でできるはず」と無理をして転落するよりも、業者に任せた方が安全で確実です。
この記事では、照明・電球の交換を自分でやれる範囲と業者に任せるべき状況、費用の目安、LED化のタイミングについてまとめました。
自分でできる電球交換の範囲
自分で対応できる典型的なケース
- テーブルランプ・フロアランプ:目線の高さにあり、簡単に交換できる
- 低めの天井(2.4m程度)のシーリングライト:踏み台や低い脚立で届く
- ダウンライトの電球:天井高が標準的で踏み台で届く場合
- 壁付け照明(ウォールライト):手が届く高さにある場合
電球の交換手順(基本)
- 電源をオフにし、電球が冷えるまで少し待つ(LEDは比較的発熱が少ないが、白熱球・ハロゲンは熱くなる)
- 電球のタイプを確認する(口金サイズ:E26・E17など)
- 同じ口金・同じワット数(またはLED換算品)の電球を用意する
- 左に回して取り外し、新しい電球を右に回して取り付ける
- 電源をオンにして点灯を確認する
口金サイズは電球の根元の金属部分の直径で決まります。E26(直径26mm)が最も一般的で、E17(直径17mm)はダウンライトや小型照明に多いです。交換前に外した電球の刻印を確認しておくと確実です。
業者に頼むべき状況
高所・吹き抜けの照明
天井高が3m以上ある・吹き抜けになっている・屋外の高い位置にある照明の電球交換は、家庭用の脚立では届かない・届いても不安定で危険です。業者は脚立・三脚足場・高所作業車などを使って安全に作業します。「一度に全部交換してほしい」という場合もまとめて対応してもらえます。
照明器具ごと交換したい
電球だけでなく、シーリングライト・ダウンライト・ブラケット(壁付け照明)など照明器具ごとの交換は、電気工事士の資格が必要な作業です。電源の配線・引掛シーリング(天井側のソケット)の交換を伴う場合は、必ず有資格者(電気工事士)に依頼してください。照明器具の交換を素人が行うことは電気工事士法に違反し、火災・感電事故の原因になります。
蛍光灯器具をLED器具に全面交換
古い蛍光灯タイプの照明器具をそのままにして「LED直管」を差し込む方法(改造)は、器具によっては点灯しない・発熱・発火のリスクがあります。安全にLED化するには、LED対応の器具に交換するか、専用の工事を行う必要があります。
屋外・雨ざらしの照明
玄関外・外壁・カーポートの照明は防雨仕様が必要です。適切な防水規格(IP規格)の電球・器具を選ぶ必要があり、配線が絡む場合は電気工事士に依頼します。
LED化のメリットと交換のタイミング
電球が切れたタイミングは、LED電球への切り替えを検討する良い機会です。
| 比較項目 | 白熱電球 | LED電球 |
|---|---|---|
| 消費電力 | 60W | 約8〜10W(同等の明るさ) |
| 寿命 | 約1,000〜2,000時間 | 約40,000時間 |
| 交換頻度 | 年1〜2回 | 10年以上交換不要 |
| 電気代(年間・1灯) | 約1,300円 | 約200円 |
| 発熱 | 多い(やけど注意) | 少ない |
1灯あたりの電気代差額は年間1,000円程度ですが、家全体の照明をLED化すると月々の電気代が数百〜千円以上下がるケースもあります。電球代(800〜2,000円程度)は1〜2年で回収できる計算になります。
費用の目安
電球交換のみ(業者依頼)
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 標準高さ(〜2.5m)の電球交換(1〜3箇所) | 3,000〜8,000円(出張費込み) |
| 高所(3m以上)の電球交換(1箇所) | 8,000〜20,000円 |
| 吹き抜け・高所複数箇所まとめて | 15,000〜40,000円 |
照明器具の交換(電気工事士による)
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| シーリングライト交換(器具代別) | 5,000〜15,000円 |
| ダウンライト交換(1箇所・器具代別) | 8,000〜20,000円 |
| 蛍光灯器具→LED器具への切り替え(1箇所) | 10,000〜25,000円 |
| 全室LED化(5部屋・器具代込み) | 50,000〜150,000円 |
※器具のグレード・作業の複雑さ・地域によって異なります。見積もりは事前に取得してください。
業者選びのポイント
電球交換のみか、電気工事を伴うかで依頼先が変わる
- 電球の交換だけ(配線に触れない):便利屋でも対応可能
- 照明器具の交換・配線が絡む作業:電気工事士の資格が必要。電気工事会社または資格を持った便利屋に依頼する
依頼前に「この作業は電気工事士の資格が必要ですか?」と確認しておくと、トラブルを防げます。
まとめて依頼すると出張費が節約できる
電球交換は1箇所だけ依頼すると出張費の割合が大きくなります。「電球が切れていそうな箇所をまとめて確認してほしい」「ついでに高い場所も全部替えてほしい」という形で依頼すると、費用効率が上がります。
まとめ
- 自分でできる範囲:手の届く高さの電球交換(踏み台・低い脚立で届く場所)
- 業者に頼む:高所(3m以上)・吹き抜け・器具ごとの交換・屋外照明
- 電気工事士が必要:照明器具の交換・配線に触れる作業・蛍光灯→LED器具への切り替え
- まとめて依頼:複数箇所を一度に依頼すると出張費の節約になる
「高くて届かない照明が切れたまま放置している」という方は、危険な作業を無理に自分でやらずに、まとめて業者に依頼することをおすすめします。
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