2017/10/11
チャドクガに刺されると
こんにちは、名古屋市北区、西区を中心に元気よく活動しております。
便利屋 はなまるの 山内です。
今回は、庭作業中によく見かける、毛虫のチャドクガのことについてお話します。
幼虫は(毛虫)は4月から10月にかけて年2回発生する。
淡黄褐色で成長すると25mm程度になります。
チャノキ、椿、サザンカなどのツバキ科の植物の葉を食い尽くします。
幼虫のうちは写真のように、一箇所に固まっていることが多く、
数十匹が向きを揃えて並び、葉を食べていきます。
ひとつの枝の葉を食べつくすと、団体で次の枝に移動していき。
次の枝を食い尽くす。非常に厄介な毛虫です。
また、何らかの刺激を受けると、頭を上げ左右に振る行動を一斉に行います。
数十匹の幼虫が同じリズムで頭を振る姿は非常に気持ちの悪いものです。
この行動は、1つには同じリズムで動くことで体の大きな虫だと思わせ天敵を威嚇している。
体を揺らすことで抜けた毒針毛(どくしんもう)を風に乗せ、
天敵を攻撃していると言う説がありますが、
実際のところはまだ明らかになっていないそうです。
幼虫は、、
成長するにしたがって木全体に拡散していきます。
食欲旺盛でしていきます繁殖力も強く
ほおっておくと木が一本まる裸にされてしまうこともあります。
非常に厄介な毛虫なのです。
しかも、この毛虫は
毒針毛と言う毒針で刺すのです!!!
しかも、脱皮して成虫になった後の抜け殻も刺さるのです!!!
これが、厄介なのです。
毒針毛に触れてから2 – 3時間して赤くはれ上がり痒くなる。庭師さんの中には、
初めは痒くなったが今はならない、という、つわものもいますが。
一度この毒針毛に接触すると、抗体が形成されるらしく、
2度目以降刺されるとアレルギー反応を引き起こすことがあります。
そのため、1回目より2回目、3回目の方が症状が重くなることがあるそうです。
毒針毛が皮膚に付着したあと擦ると皮膚に刺さり、内部の毒が注入されるため、
痒みを感じて掻くことに炎症がより広がり、また毒針毛はあらゆる隙間に入り込むため
腕全体や体の広範囲に発疹が生じる場合が多く予防も困難です。
長そでを着ても完全にはガードできません。
毒針毛の知識をもたず、すぐに治るだろと軽く考え、
ほうっておくとだんだん全身にひろがり、痒みで眠れなくなることもあります。
また、熱やめまいを起こすこともあり、そのままにしておくと症状が悪化し、
かゆみが続くので、速やかに皮膚科に行きましょう。
毒の性質はハチ毒のような強い毒性はないものの、
かゆみが長期になることがあり、厄介な毒である。
触れたときは気づきません、後で体中にボロボロができ、
ひりひりとしてかゆくなり刺されたことに気づくことが多い。
対処方法は
毒針毛は凄く細かく刺さると抜けにくい構造のうえ毒が入っているため、
乱雑に払ったり掻いたりすると症状が全身に拡大します。
気がついたらさわらずに衣服についた毒針毛をガムテープなどを貼って
丁寧に除去してください。洗濯機などでの水洗いはあまり効果がなく、
洗濯機を通して他の衣料品に毒毛針を拡散させるので避けてください。
チャドクガの毒成分はたんぱく質で熱に弱いので、50℃以上のお湯で洗濯したり、
スチームアイロンをかけると良い。
市販の塗り薬はあまり効果がなく症状を悪化させることがある。
一般市販薬ではまず効果はみられないので、症状が重くなる前に迷わず
皮膚科の診察を受け
処方薬を使用してください。
とにかく、刺されてしまうと痒くボロボロになります。処方薬を使用して、
安静にしてください。
便利屋 はなまる 山内でした。
(上の写真は、先日筆者がチャドクガに刺された時のものです。)